2014年1月5日

【ArtFM 濱田浩造「岩崎彌太郎先生像」,安芸市立書道美術館(高知県安芸市)】

高知を代表する銅像作家、
濱田浩造の作品を拝見しました。

第2弾は安芸市に立つ「岩崎彌太郎先生像」。
三菱財閥の創業者で初代総帥、岩崎弥太郎の銅像です。

堂々と手を広げ、先を見据える姿はまるで横綱。
貫禄とはこの方のためにある言葉だと感じました。

/スグル
 今回の1枚目は土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線のオープンデッキ車両です。この通り、自然を生で感じるデッキがあります。流れる景色の迫力はもちろん、モロに浴びる風にも興奮です。

 オープンデッキ車両の外観です。ベースボールカラー??なんだか、リリーフカーのようにも見えます。

 撮影場所は高知駅です。このドーム型の天井に特徴があります。なんと木製です。

 こちらもオープンデッキ車両。トンネルを抜けると雄大な景色が広がっていました。


 安芸駅に到着。こちらは駅に直結の「安芸駅ぢばさん市場」です。市場なのですが、無料のレンタサイクルを借りることができます。詳しくは文末の「アクセス欄」をご覧下さい。

 安芸駅ぢばさん市場の屋根です。安芸に広がる海を描いているようでした。

  濱田浩造「岩崎彌太郎先生像」です。安芸駅より徒歩5分の江ノ川上公園に立っています。手を広げる姿はまるで横綱の土俵入りです。跳ね飛ばされそうな迫力がありました。

 作者は濱田浩造さん(1940-2001年(享年62歳))。高知を代表する銅像作家で、高知県に現存する43体の人物銅像のうち、25体を制作なさっています。一昨日紹介した「長宗我部元親初陣の像」をはじめ、迫力のある銅像ばかりです。
 県の西部にある「維新の門群像」「萬次郎少年像」については2014年1月に訪問予定なので、夏頃にアップします。

 レポートの通り、岩崎弥太郎は三菱財閥の創業者、初代総帥です。以前ならばその人生を詳しく説明しなければならなかったでしょうが、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で香川照之さんが十二分に紹介なさったため、ここでは省略するとしましょう。(略歴はこちらのリンクにて)

 銅像の足元です。大きく日本が描かれています。「長宗我部元親初陣の像」の前には四国が描かれていましたが、時代が進んで更にスケールアップです。「国あっての三菱」との弥太郎の言葉がありますが、三菱財閥を考えればむしろ逆。明らかに日本スケールですね。
 ここでビジネスな雑学として、三菱グループ(財閥は戦後解体)の企業を紹介しましょう。よく知られた企業だけでも相当数です。
 「旭硝子、キリンホールディングス、JXホールディングス(エネルギー・資源・素材)、東京海上日動火災保険、ニコン、日本郵船、三菱化学、三菱ガス化学、三菱地所、三菱自動車工業、三菱重工業、三菱商事、三菱製鋼、三菱製紙、三菱総合研究所、三菱電機、三菱東京UFJ銀行、三菱ふそうトラック・バス、三菱マテリアル、三菱UFJ証券ホールディングス、三菱UFJ信託銀行、三菱レイヨン、明治安田生命 etc.」
 ネットの情報によると、軍艦島(長崎県端島(はしま))も三菱だったのだとか。すごい規模です。そんな私も、数年前まで三菱系の企業に勤めていました。





 安芸市になぜ銅像があるのか?それは、岩崎弥太郎の生まれ故郷だからです。で、岩崎弥太郎の生家に向かいました。場所は岩崎弥太郎先生像から自転車で20分ほどの場所です。写真奥の山のふもと(画面中央ちょっと右のあたり)にあります。

 岩崎弥太郎生家です。現在も岩崎家の所有なのですが無料開放されています。建物の見どころは個別に細かく説明されています。

 岩崎弥太郎生家の後に向かった先は安芸市立書道美術館です。生家から自転車で10分少々安芸城跡にあります。その為か、外観は天守風です。千鳥破風が印象に残ります。
 訪問したからにはレポートを独立して書きたいところですが、安芸市のサイトで開館の日に訪問したにもかかわらず閉館だったため書ける状態にありません。また機会があれば訪問したいと思います。

 安芸城の入口です。この奥に美術館があります。

 こちらは、安芸城のそばにある観光名所、「土居廓中(どいかちゅう」です。武家屋敷が並んでいます。竹の生け垣が印象的です。

 武家屋敷での1枚です。庭の景色が掛軸のようでした。

 安芸のシンボル、「野良時計(のらどけい)」です。土居廓中のそばにあります。

 安芸駅に戻ってきました。停車していた車両は「阪神タイガース優勝へまっしぐら号(タイガース列車)」。関西からは遠くはなれていますが、安芸は阪神タイガースのキャンプ地の為、このような列車が走っています。トラキチの方は是非に乗車下さい。

 高知市に戻ってきました。何度もお世話になっている路面電車(土佐電気鉄道)にまた乗車です。
 写真中央ちょっと下の看板に注目して下さい。「ごめん」と書かれています。当初、地名「後免」を知らなかった私は、「えらい砕けた回送電車やなぁ(回送電車→乗車不可→ゴメン)」と真剣に思っていました。

 夜は、高知の名所の1つ「ひろめ市場」に行ってきました(所在地などは文末をご覧下さい)。目的はただひとつ、「カツオのたたき」です。

 向かったお店は「明神丸(明神水産)」。日本で最も多くのカツオの一本釣り漁船(4~5隻)を所有する会社のお店です。オススメ!との情報を得た上に、私にとって間接的なお得意様であるため、向かってみました。

 調理方法は藁焼き(わらやき)です。心が沸き立ちます。腹も刺激されまくりです。

 カツオの新鮮で深い味わいに藁焼きの香ばしさ。塩だけで十分です。是非にご賞味下さい。

【岩崎彌太郎先生像】
・高知県安芸市矢ノ丸(江ノ川上公園) 【map】
【作者】
・濱田浩造(はまだこうぞう)
【建立】
・1986年(昭和61年)(弥太郎生誕150年記念の1984年に立案)
【アクセス】
・土佐くろしお鉄道 安芸駅より徒歩約5分
※高知駅から安芸駅までは、1時間から1時間半ほどかかります。


【岩崎弥太郎生家】
・高知県安芸市井ノ口甲一ノ宮 【map】
【開館時間・休館日・入館料】
・特になし
・無料開放
※雨天時等は雨戸が開いていないことがあり、内部の見学ができないことがあります。
【アクセス(土佐くろしお鉄道 安芸駅より)】
自転車で約20分
※安芸駅前の「安芸駅ぢばさん市場(TEL:0887-35-7500)」にてレンタサイクルが無料で用意されています。全45台と数多く用意されていますが、一応、あらかじめ電話で予約しておいたほうがいいでしょう。
※市場内にレンタサイクル用の特設カウンターはありません。レジにいらっしゃる方に声をかけてみてください。


【安芸市立書道美術館】
・安芸市土居953-イ 【map】
・TEL:0887-34-1613
【開館時間】
・9:00~17:00
【休館日】
・月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)
・年末年始(12月29日~1月3日)
※私が訪問したのは2013年5月14日。この安芸市提供の休館日情報によると、開館日のはずなのですが、「全国書展審査のため休館」でした。時々あるんですよね、こんな事。遠くの美術館に訪問する際は電話で確認しておいたほうがいいですよ。
【入館料】
・300円(一般)
【アクセス(土佐くろしお鉄道 安芸駅より)】
自転車で約15分
※安芸駅前の「安芸駅ぢばさん市場(TEL:0887-35-7500)」にてレンタサイクルが無料で用意されています。全45台と数多く用意されていますが、一応、あらかじめ電話で予約しておいたほうがいいでしょう。
※市場内にレンタサイクル用の特設カウンターはありません。レジにいらっしゃる方に声をかけてみてください。
※【岩崎弥太郎生家】と【安芸市立書道美術館】の間は、自転車で10分少々です。


【ひろめ市場】
・高知市帯屋町2丁目3-1 【map】
・TEL:088-822-5287
【アクセス】
・JR高知駅より徒歩約20分
※高知市のメインストリート「帯屋町 壱番街」の奥にあります。日本3大がっかり名所「はりまや橋」からは徒歩10分です。

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