2012年12月3日

【ArtFM 大分市美術館「佐脇健一展」(大分県大分市)】

大分県の大分市美術館へ行った。

内井昭蔵氏設計の建屋、
遠く高岡市美術館に似て円い塔が印象深い。

展覧会は「佐脇健一展」で、
廃墟となった原発等の材を用いた
近代産業遺産型の鋳物等が展示されている。

その錆とセピアは今に対する負の俯瞰。
政治的主張を除けば、
場が圧縮する時間に寒さを感じた。

/アートツアラースグル
(館の入り口です。)


(この感じ、内井昭蔵氏ですね。
高岡市美術館とよく似ています。

(本当は中からの緑の眺めや、
由布岳の眺望がとても見事なのですが、
撮影禁止でした。
実のところ、一応は撮影の許可は頂き、
撮ることはできる状態にあったのですが、
公開はダメとの事だったので、
腕章をつけながらも撮ることをしませんでした。
う~ん、残念。)



(佐脇健一「Landmark 2012」。
米軍の無人偵察・攻撃機、
RQ-1 プレデター(ですよね?)を型取った鋳物と
砂漠の写真です。
機体を覆うサビが古い記憶として映します。
※当画像はネットより拝借)

(佐脇健一「Landscape Ruins CB-L001」。
チェルノブイリ(ですよね?たぶん)のミニチュアと
セピアな空の写真です。
こんなケースに収められています。
ちなみに、こちらは2009年製ですが、
政治的な主張が浮かびますよね?
が、別の視点を軸に眺める事も
必要かと思っています。
例えば、未来から近未来を
俯瞰することだけにフォーカスするとします。
私は比較的楽観論者であることもあり、
未来に対しても過去に対しても
タイムトラベルとは楽しいものなのですが、
これらの作品から感じる時間旅行は
夢のない世紀末思想っぽくて、
寒ぅく、悲しぃくなります。
未来、そして今ってそんなに暗い??
まぁともかく、
そんな普段ない感覚を与えてくれる事が
私にとってのアートの楽しみの一つです。
※当画像はネットより拝借)

(大分駅前に立つ、
大友宗麟さまです。)

(今回の大分行き、
とても楽しみにしていたことがあります。
それは前々より乗りたかった電車に
乗るという事です。
こちらは、特急「白いソニック」。
かわいいやらカッコいいやら、
どうしても乗りたいと思っていました。)

(「白いソニック」の指定席車両です。
グリーン車ではなく普通の指定席なのですが、
こんなに豪華です。)

 (白いソニックのデッキです。
ん?耳なし芳一???
怨霊から身を守っているかのようでした。)

 (「白い」と書いていた事には訳があります。
特急「青いソニック」があるからです。
こちらがその車両。
中に入って写真を撮ったりもしましたが、
乗りはしませんでした。
なかなかにしてイカツイ車両でしょ?
こちらにもそのうち乗りたいと思っています。
ちなみに、駅の中の電光掲示板には
「ソニック」という表示ではなく、
「白いソニック」「青いソニック」
という表示がなされています。
共に特急ですが、区別されているんですね。)

(ね、この通り。)

 (もうひとつ、乗りたかった車両に乗りました。
大分・宮崎間を走る特急「にちりん」です。
骸骨っぽい見かけに
妖気を感じませんか??)

(明らかに妖気を放っています。)

(「にちりん」の普通の指定席です。
これまた豪華!!) 

(こちらも普通の指定席です。
道程の半分を豪華な指定席で過ごし、
残り半分をこちらのBOX席で
過ごさせてもらいました。
あ、許可は頂きましたよ。) 

 (私の端末とBOX席。
BOX席、ええ感じでしょ?
「にちりん」、すごくオススメです。)

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