2013年9月28日

【ArtFM 後藤純男美術館(北海道空知郡上富良野町)】

北海道、富良野の後藤純男美術館へ行った。

広い大地に広い空、
ザ・北海道な地に立つ当館、
窓から望む十勝岳がまた雄大。

展示は画壇の重鎮 後藤純男先生の大判風景画で、
各地の景色が大迫力に迫る。

鑑賞後、後藤先生とお話し。
その景色を讃える澄んだ瞳と手の暖かさに
更に心が潤う思いがした。

/スグル
 今回の1枚目は、富良野線の走行中の車内から撮った景色です。北海道の景勝地の美瑛や富良野を通る沿線にはこんな景色や広い土地が広がっています。

 JR旭川駅のエスカレーターです。

 旭川より上富良野に向かうため、富良野線に乗り込みました。


 走行中の電車内から撮るのは若干難しいのですが、気持ちのおもむくままに撮ってみました。

 JR上富良野駅です。

 「丁重にお断り致します。」
 上富良野駅近辺で見つけた建物です。看板をよくご覧下さい。

 駅から美術館まではバスやタクシーといった交通手段で普通は向かいます。が、私は徒歩で向かってみました。その道程は、googleマップ表示で徒歩34分です。こんなまっすぐな道をひたすら歩きます。駅前やこの道沿いにほとんどお店はありませんが、コンビニは1店ありました。

 奥に連なる山々は十勝岳連峰です。主峰は百名山「十勝岳」。その手前に見える建物が美術館です。

 空も大地も、とにかく広い!

 ようやく到着、後藤純男美術館です。展示室は6室あり、幅数メートルの大判の絵画がいくつも展示されています。
 休館日は基本的に無しです(展示替えによる臨時休館を除く)。一人でも多くの方に、お一人でも大切にと館を常に開いているそうです。館長や広報の方、そして後藤先生とお話しましたが、お三方ともに大変暖かく、心癒やされる思いがしました。

 後藤純男美術館の建屋の一部と化しているサイロ(農産物や家畜の飼料を蔵置・収蔵する倉庫・容器等のこと)です。農家の跡地を利用しているため、このような建物があります。今は後藤先生の憩いの場として活用されているそうで、掘りごたつ(だと思います)があるとうかがいました。

 こちらは(おそらく)アトリエです。


 幅4m近く(?)の大作、後藤純男「新雪嵐山」です(※当画像はネットより拝借)。
 当作品を拝見したのは実は2度目。1度目は横浜駅前のそごう美術館での個展「後藤純男展」です。今回当館に訪問したのは、その「後藤純男展」での感動が元になっています。

 後藤純男「吉野山」です(※当画像はネットより拝借)。
 もう、本当に大好きな作品です。作品に収まった活きた色もさることながら、画面のうねりがなんとも言えません。私は写真の参考として写真展はあまり活用せず、絵画を参考にしているのですが、なかでも後藤純男先生の作品は大いに参考になると思っています。見ておきたいこの構図、彩度、コントラスト。写真を撮る方にもおすすめな美術館です。

 製作6年、後藤純男先生の超大作、「雲海黄山雨晴(うんかいこうざんうせい)」です(※当画像はネットより拝借)。
 恐ろしく小さく表示されていますが、実物の幅は14mです。大迫力で迫る景色は圧巻で、神秘的な深ぁい時の流れも感じさせます。横浜での拝見時には思わず感涙してしまいました。

【後藤純男美術館】
〒071-0524
・北海道空知郡上富良野町東4線北26号 【map】
・電話:0167-45-6181
【開館時間】
・9:00~17:00(4月~10月)
・9:00~16:00(11月~3月)
【休館日】
・年中無休 ※ただし展示替え等で臨時休館する場合があります
【入館料】
・1000円(一般)
【アクセス】
・町営バス「美術館前」下車、徒歩1分
・JR上富良野駅より、車で5分
※私はJR上富良野駅から歩きました。googleマップ表示で徒歩34分です。

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