2012年8月8日

【ArtFM ヤマザキマザック美術館「エマイユの煌き -アール・ヌーヴォーの華-」(愛知県名古屋市)】


愛知県名古屋市のヤマザキマザック美術館へ行った。

館は便利な都市部のビル。
企業の社会貢献が有難い。

展覧会は企画展「エマイユの煌き」と常設展。
日仏の七宝、アールヌーヴォーの家具、
フランス絵画がズラリと並ぶ。

特に、妖しく輝く七宝の装飾品と
ガレの象嵌家具は見もので、
魅惑の部屋作りへの夢を抱かされた。

/アートツアラースグル
(工作機器メーカー、ヤマザキマザックの
マザックアートプラザです。
手前が美術館棟、奥がオフィス棟になります。) 

(館内です。)

(5階、絵画展示フロアの1室です。
フランスの宮殿?に入ったような感じがします。
この雰囲気だけで気持ちがいいです。
女性と一緒に見たいですよね。
ちなみに私は、大好きなオスカルと一緒に見ました。
心のなかで。) 

(フランソワ・ブーシェ 「アウロラとケファロス」です。
ベルばらファン(いや、オスカルファンかも)でありながら、
ロココが少々苦手な私ですが、
この作品やこの部屋の雰囲気には大満足でした。)

(ポール・アレクサンドル・デュマのダイニングルームです。
アール・ヌーヴォー好きの私にとって、
このダイニングは最高です。
余談ですが、アレクサンドル・デュマというと、
パッと思いつくのはあの作家。
で、職員さんに「同一人物ですか?」と聞いてしまいました。
回答は、「違います」。だそうです。そりゃそうか。)

(こちらの飾り棚、誰の作か分かりますか?
なんと、エミール・ガレです。
お恥ずかしながら、ガレが家具まで手がけているとは
この日まで知りませんでした。
そもそも飾り棚が好きな私、
ガレとの組み合わせとは最高だなぁ。)


(エミール・ガレ「蜻蛉のテーブル」です。
これぞガレ!脚がトンボになってます。
魅惑を通り越して不気味です。が、それがイイ!!
天板の象嵌もそこそこいいです。)

(象嵌も魅力的な、ルイ・マジョレル「寝室用家具」です。
ランプは当然、ガレです。) 

(こちらもルイ・マジョレルです。
果てしなく欲しい・・) 

(ポール・アレクサンドル・デュマ「陳列棚」です。)

(こちらはオルゴールです。
当館では日に2回の演奏があります。
1900年ごろの工芸品ということで、展示をしているとのことです。)

(こちらは企画展のチラシです。
尾張藩を中心に発展した有線七宝の壷などや、
ヨーロッパのエマイユ(七宝)の
ペンダント・ブローチが展示されています。
尾張七宝のピジョンブラッドの赤色や、
エマイユの魅惑のデザインが見ものです。
チラシ中のジョルジュ・フーケ「ドラゴン・ティアラ」には
人生を狂わしてしまいそうな美しさがあります。

(今回乗った電車は名鉄線です。)

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