2013年10月9日

【ArtFM 浦添市美術館(沖縄県浦添市)】

沖縄県の浦添市美術館へ行った。

内井昭蔵設計、忘れ得ぬ外観を持つ当館、
ムーな私にはアダムスキー型に見えてしょうがない。

所蔵は漆芸品で、
琉球漆器が数多く並ぶ。

その亜熱帯を思わせる色濃い螺鈿と、
独特な構図・デザインに、
海に囲まれた地が熟成させる文化の面白さを感じた。

/スグル
 「未知との遭遇」です。UFOでしょ、これは。
 レポート中の「アダムスキー型」とはUFOの外観の分類の1つのことで、かつての定番です。歴史上、最も有名なUFO遭遇者「アダムスキーさん」が目にした形ということで、その名がつきました。昭和生まれの方にはきっと覚えのある形でしょう。
 もうひとつの言葉、「ムー」は雑誌の名前です。超常現象やオカルトの類を扱う雑誌で、その分野の草分けであり右に出るモノはありません。きっと第二次ベビーブーム世代はご覧になった方も多いのではないかと思います。ちなみにムーは今も健在です。書店でお買い求めください。

 私は美術作品を見ることが大好きですが、建屋を眺めることもまた好きです。全国の美術館訪問の大きなモチベーションの1つになっています。
 内井昭蔵先生の設計した美術館は日本各地にあり、眺めるに楽しい美術館ばかりです。以下、その例を挙げます。


 館内です。内井昭蔵さんらしい円筒形の空間が迎えてくれます。


 2階です。図書室やビデオコーナーが用意されています。しばらく座ってお勉強をしたい気分です。

 当館の所蔵品の一つ、朱漆牡丹尾長鳥螺鈿卓です(※当画像はネットより拝借)。

 こちらも所蔵品、黒漆雲龍螺鈿大盆です(※当画像はネットより拝借)。
 この写真でもわかりますが、螺鈿(らでん)の色が大変に鮮やかです。別に、ここにしかない!というものではなく、本土でも見ることのある鮮やかさなのですが (おそらく、どの貝のどの部位を使うかという問題でしょう)、この鮮やかなものの比率が本土に比べかなり高いとは感じました。
 レポート中では亜熱帯な感じと表現しましたが、実際は、日常の太陽光の加減の問題だろうと思います。着物などでも、日がよく照る場所で生まれた着物の色は基本鮮やかで、曇が多い場所で生まれた着物の色は若干くすみます。それと同じという事です。人々の色の感覚が、比較的鮮やか目なのではないかと想像しています。(個人的考察です。間違っていたらすみません。)


 奥に塔が見えます。登ることが可能です。1枚目の写真は、その塔から撮影しました。塔から望む美術館。その場にいると、どう?面白いだろ??という言葉が聞こえてくる思いがしました。

 塔の中です。楽しんでしまいました。


【浦添市美術館】
〒901-2103
・沖縄県浦添市仲間1丁目9番2号 【map】
・TEL : 098-879-3219
【開館時間】
・9:30~17:00
・9:30~19:00(金曜日)
※入館は閉館の 30分前 までです。
【休館日】
・毎週月曜日(ただし月曜日が祝祭日の場合は開館)
・年末年始(12/28~1/4は休館)
・その他(臨時に休館・開館することがあります)
【観覧料(常設展)】
・150円(一般)
・100円(大学生)
 (企画展観覧料はその都度定めます)
【アクセス】
※車、バス、タクシーをご利用下さい(詳しくはリンク先を参照)
※駅から徒歩という場所ではありません。私はレンタカーを利用しました。

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