2013年3月7日

【ArtFM 愛知県美術館「クリムト -黄金の騎士をめぐる物語-」(愛知県名古屋市)】

名古屋市の愛知県美術館へ行った。

愛知芸術文化センター内に位置する当館、
主は1フロアのみながら、
毎度展示の充実に驚く。

今回は「クリムト」展で、
色がフロア中で繁殖、光がデザインしている。

逸品揃いに特にが辛いが、
圧倒必至の巨大天井画「哲学」「医学」「法学」には、
混沌と創造の境目に身を置く思いがした。

/アートツアラースグル
 (愛知県美術館の入る
愛知芸術文化センターです。
複合文化施設でして、
この内4フロアが愛知県美術館となっています。
うち、美術品の主の展示スペースは1フロアです。
うち半分が企画展示室、
半分が所蔵品展示室となっています。)


 

(愛知芸術文化センターの建屋内です。
今回は外観しかとらなかったので、
この写真から4枚は前回撮影分です。)



 (こちらは10階、美術館の入口です。
この奥に、多数の美術品が展示されています。)

(グスタフ・クリムト「赤子(揺りかご)」です。
レポート中の「色が繁殖」というのは
こういった作品群から感じました。
色が有機的(生命というかアメーバというか・・)
に見えませんか?
※当画像はネットより拝借)

(グスタフ・クリムト「哲学」です。
以下3枚はウィーン大学大講堂の天井画として描かれた
縦4m以上もある作品ですが、
全て焼失しており、現存しません。
現存するのは、白黒の写真と、
「医学」の習作だけだそうです。
今回展示されていたのは、
原寸大のモノクロの写真パネルでした。
ただ、写真パネルとはいえ、
そのカオス具合は充分に伝わります。
あまりの圧倒感にしゃがみ込み、
そのまましばらく眺めてしまいました。
※当画像はネットより拝借) 

(グスタフ・クリムト「医学」です。
哲学に同じく画面に人柱が描かれていますが、
クリムトらしいデザインや
単純な文様が増えています。
※当画像はネットより拝借)

 (グスタフ・クリムト「法学」です。
た、た、たまらんなぁ、このクリムト具合。
デザイン化がかなり進み、
人の形(人じゃないけど)が人魂のようになっています。
どう見ても、湧き出し うごめいていますよね。
現物が失われているのがすごく残念に思いました。
ちなみにこの三部作、
ウィーン大学大講堂の天井画として描かれはしましたが、
スキャンダラスということで大論争が起こり、
結局、天井に飾られることはなかったというものです。
その後焼失というのは本当に残念。

そうそう、この展覧会は巡回展でして、
2013年3月6日現在、長崎県美術館で開催されています。
4月末から6月までは宇都宮美術館です。
日本にはあまり所蔵のないクリムト作品を
たっぷり眺めることができる機会ですので、
是非にご覧ください。
※当画像はネットより拝借)

(さて、毎度の電車です。
今回は毎度のごとくN700系に乗ったのですが、
その乗車前、この車両に出会いました。
ドクターイエローです。
間近で見るのは初めてでした。)

(金運がアップしそうですね(笑))

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